2015年01月27日

マダム・イン・ニューヨーク(2012・印)

〜〜インドに住む主婦シャシの悩みは、英語が分からない事。それ故に家族の皆から馬鹿にされてるような気もする。
そんな彼女、ニューヨークの親戚が結婚式を挙げることとなり、準備の為に家族より先に単身渡米する羽目になる。
最初は物珍しい光景に心奪われ続ける彼女であったが、やはり言葉の壁に悩まされる。
そんな時に偶然見掛けたのが初歩英会話の案内。彼女は意を決して教室のドアを叩いたのであった。〜〜


例えて言うなら、教育テレビのレッスンビデオを二時間に伸ばした感じ。
主人公のマダムは、パブロンのCMに出てきそうな良妻賢母、旦那に貞節な二昔前の日本のお母さん。
出てくるキャラに困った人は居るが誰も悪人でない。

クライマックスの大トラブルがなんと『式に出す手作りお菓子が床に落ちてダメになってしまった!』なのだ。
ジェーン・オースティンの小説が一大スペクタクルに思えるほどスケールが小さい。
けど、嫌いじゃない。
いいじゃないか。ファーストフード店で注文出来なくて長蛇の列を作ってしまい店員に怒られて涙ぐむのも、
僕のような硬派(人から声を掛けられるとすぐ固まってしまう輩)にはよーく良く分かりすぎて、一緒にうるうるしちゃったぞ。

他国語同士がお互いの言葉で本心を語り合う場面。
勿論お互い何を言ってるのか分からないけど、何を言いたいのかわかるっての、言葉に悩む人達の物語で、上手い演出。

当然のごとく踊りはある。
なかなかPOPに歌い上げてはいるが、どうにもセサミストリートな歌もある。
あと、夜ベッドに腰掛けて寝やすいように髪を束ねる場面が二度ほどあり、
思った以上に主人公が肉感的な雰囲気を醸すのはインド的サービスシーンなんだろうな。

主人公が初めて乗った飛行機で、隣に座った親切な紳士(名優アミターブ・バッチャン)がテレビで流れているハリウッド映画をインド語に吹き替えてくれるのだが、その作品が「ミッション:8ミニッツ」だった。この映画の中ではチョイスが異様だよね(笑)

絶対オススメって映画でもないんだが、日頃からスレた作品ばっかり追っかけているから
久々にストレートな映画に出会うと、「素直に褒めたい」と思って努力している自分を発見したわ。ふむ。
posted by tom at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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