2015年02月11日

「ルーシー」(2014・米)

〜〜韓国系ギャングに無理矢理腹にドラッグを埋め込まれ運び屋にされたルーシー。
ドラッグが体内に漏れ出して体調に変化、脳を100%使う新しい人間として覚醒する〜〜


リュック・ベッソン、
「フィフスエレメント」を奥さんと一緒に見に行った時、あまりにも酷い作品なので思わず連れてきてごめんとあやまりそうになった。
中学生がテスト用紙の端っこにかいたようなハナシだった。
だもんであまり信用していない分、今回は思ったより楽しめた。
バカねえちゃんが神のごとき存在になる話だった。
『100%脳を使うとエスパーみたいに何でも出来るようになるんだよ!!』設定は別にこれでも良いとおもうのだが、脳味噌をフルに活用してもやってることがあまり賢くないようだし、ジョハンソン自体が後半もあまり賢そうに見えないのがなんとも説得力に欠けた。
いくら考証がええ加減のホラ噺としても、上手に騙せてないし、
無駄に映像が洗練されている分余計に皆が怒ったのだ。
「洗練されてる」と言ってもベッソンが長年に渡って繰り返し撮り続けた一連のアクションシーンなど。
切れた悪役キャラや廊下通路での銃撃戦、大衆演劇ならお札のレイを首にかけてもらえそうなほどお馴染みの映像。飽きた。
これは、プリプリのジョハンソンがプルプルとアクションをかます映画程度で観ていた方が腹も立つまい。

ネタバレ気味で言うと、最後のショボさも中途半端。
なんせ、フラッシュメモリだよ。
いっそのこと、五インチフロッピーディスクぐらいの方が『宇宙の真理ってこんなもんかいな』と
皮肉交じりに笑わせられたのに。

主人公の名前、黒曜石のようなコンピュータ、空への飛翔、そしてドラッグでビートルズの某曲からのインスパイアと分かるが、そのことについては全く語られない。
勿論件のアウストラロピテクスの名前がルーシーになったいきさつは、命名するときに時にその曲が流れていたからであるからして、ルーシーがルーシーに会う場面にはあの曲が流れるのが一番良い筈なんだが….何?使用料の問題?

映像で多国語が飛び交うのは面白いね。
時空を飛ぶシーンは綺麗だし、贅沢だ。勿体ない。
「フィフスエレメント」がメビウス、ゴルチエなどに手伝わせるなどビジュアル的に最高だったのを思い出してしまった。(ただし、肝心の主人公ブルースの衣装は下品)

リュック・ベッソン制作費が乏しく、スポンサーからの要求も断れない状態で何とか自分らしさを出そうとしていた若い頃の方が面白いアイデアが沢山出ていたのかもしれない。
「最後の戦い」「サブウェイ」「グレートブルー」「ニキータ」「レオン」
昔のベッソンファンなら、荒井由実ファンが網タイツを履いて雑技団まがいの事をやらかした以降の松任谷由実を完全に別人と考えているのも分かるだろう。(オーケストラをバックで朗々と唄う中島みゆきにも違和感あるのだが)
posted by tom at 10:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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