2015年02月22日

「お熱いのがお好き」(1959・米)

〜〜マフィアの殺人現場を見てしまったバンドマン2人が、姿を隠す為に女装して女性ばかりの楽団に逃げ込む。〜〜

ビリー・ワイルダーによる艶笑喜劇の決定版。霊柩車の中、棺を囲んだ厳めしい顔の四人、と突然後ろから迫るパトカーからの銃撃、応戦する男達。クラシックカー同士の激しいチェイス、アクション。弾が当たった棺からは琥珀色の液体。そこに被さる「1929年 シカゴ(禁酒法施行真っ只中)」の文字。
見事な程のテンポの良さで始まり、スマートでお調子者の主人公達、適度なお色気、歌と演奏、ダンス。ハリウッド黄金時代の喜劇です。

何よりも、これぞマリリン・モンローの代表作といえましょうか。
昨今のグラビアアイドルさんとくらべたら、そりゃスタイルも悪いと思います。
しかしなんというか、前回イブ・モンタンとの共演作を観た時も思ったんですが、エロいというより自然に赤ん坊のほっぺに手がいくような感覚といえばわかりますかね。本人を見たら知らず知らずにハグしちゃいそうな抗い難い欲動を覚えることでしょう。エロスが別次元ですわ。
列車の通路で前髪がかかるままにウクレレを掻き鳴らしながら歌う彼女の破壊力たるや、もうね、あんた…。(最近も椎名林檎がジャケットで真似してたっけ)
ジャック・レモンは、若い頃の加藤茶を思わせる動き、いや、愛嬌のあるバンドマンキャラ、カトちゃんが頑張って真似たんだろうな。
二人の力関係、明らかにトニー・カーチスの方が上でジャック・レモンが損な役回りばかりのなところがちょっと気にかかる。
意外と映画自体の締めを決めるのが、脇であるトウのたった金持ち息子だったり。(後年当作品が舞台化された時、この金持ち息子役をトニーカーチスが演じたとか)

今日の吉本新喜劇にも受け継がれているテイストが見受けられますね。
けどビリー・ワイルダーの笑いはどっちかてと関東系の笑いですね。関西人にとってはそのスマートさがちょっと鼻につくかな。
posted by tom at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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