2015年02月28日

チェンジリング(1980・米)

〜〜事故で妻子を失った失意の作曲家のラッセルは、気分を変える為に古風な館を借りて住み始める。
しかしその館で起こる怪奇な出来事の数々。
屋根裏に隠された部屋を発見、そこには小さな車椅子やオルゴールなど、小さな子供が住んでいた跡があり….。〜〜


直球の館ものゴシックホラーです。

主人公のジョージ・C・スコットは軍の上官役などが似合う役者さんなのですが、今回は作曲家。
普通だったらそんな怖い家、すぐに逃げ出しちゃうよね。これが逃げないの。
ポルターガイストの連続に驚くどころか一言も悲鳴をあげず、原因をどんどん探求して行く。
挙げ句の果てには幽霊に向かって怒鳴りつけている。
これはちょっと新鮮。

観るに値する作品だと思うが、いろんなところが残念。

古い館を湿気まで捉えている様な撮影がとても綺麗だし、ホラーのくせに悲鳴が少ない。
じわりとくる恐怖感を演出していて上手い。
そのぶん時々出てくる使い古されたドッキリ演出には、安目立ち感が否めない。
出ますよー的な安っぽい音楽も台無し。
肝心の隠し部屋が蜘蛛の巣張り過ぎでセットっぽい。
車椅子も襲ってくるんだが遊園地のお化け屋敷並みにチャチくて拍子抜け。

ヒロインも彼に館を去ることを再三すすめるのだが、押しが弱いのか、ラッセルの探求の手伝いを続ける。
落ち着いた感じの美人だが、ホラー独特のエロ要員ではない。
この作品でエロスと言えば風呂に入っている少年くらいか。

話は逸れるが「ホラー映画で怖くないマッパ』を順位付けしてみると
一位がマッチョな男、次が叔母さん、成年男性と続き、
成年女性と女児、赤ちゃんが同ランク、
一番怖いのが幼い男児となっている。
飽くまで僕の中だけのランキングだが。

物語も途中までは面白い。
クライマックスは生存している某人物とラッセルの対決となるのだが、よくよく考えてみるとその人物も「事件」当時は幼く、
本当の元凶となる人物に踊らされたわけで、直接関係の無い二人が戦っていたと考えると理不尽なハナシだ。
少なくとも子供二人が知り合いだった方がもっと怨恨と悲哀が増したのに、勿体無い。

赤の他人のラッセルがあれだけ探偵まがいのことまでして頑張ったのに、
最後になぜ幽霊が怒って刃向かったのかが理解し難い。
幽霊に道理を求めるのも可笑しいかもしれないが……所詮は子供だから?

メルビン・ダグラス、チャンス以外で観るのは初めてだが、同じ様な後悔する頑固キャラだった。
ジョージ・C・スコットに、メルビン・ダグラス立っているだけで絵になる人物ばかりだ。
ホラー好きへのおすすめポイント。
霊媒師の降霊術の場面がもの凄く緊張感があって大好き。こわーい!
少女が見る怪異現象がこれまたこわーい!!腰抜かしかけた!!

公開時は、車椅子と大きなシルエットが印象的なポスターと日本だけのイメージソングだったヒカシューの「パイク」だけおぼえている。
ふとヒカシューが気になったので調べてみると、まだ活動してた!それよりも、枚方パークのCMで「ひっらパー!」と叫んでるのが、
ヒカシューの巻上公一なのかどうなのかが調べてもわからなかった方が気持ち悪い。モヤモヤする。(「パイク」….今聞くと映画の雰囲気に全然合ってない)
posted by tom at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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