2016年12月24日

【TVドラマ】逃げるは恥だが役にたつ 全11回

リストラされ新しい就職先も見つからない主人公みくりは、父の勧めで独身男性宅に家事手伝代行に行く。思いの外好条件の勤め先に喜んだ矢先実家の引越しが決まり(さらに就職先が無さそうな田舎)、今の生活を維持するため、雇い主の男性に職業としての契約結婚を提案する。
2016年秋冬を席巻したドラマです。
 
普段ドラマを見ない自分も観てました。なぜかというとそこは単純、新垣結衣です。
実は、もう昨年になるのかな、親戚が教職についてる高校の文芸部出身である作家の作品が原作であるというあっさい理由で観てみた(簡単にいうと西尾維新原作の)『掟上今日子の備忘録』で、ポッキーで踊っているころから知ってはいましたが演技している新垣氏を初めてみて「この人はこのコスプレのような格好(白髪)で初めてのびのびと演技できたのでは無いのかしらん?」と思ったんですね。...初めて観たのに...。それほど妙に楽しそうに演技してました。楽しそうに演技しているのを見るのは好きです。

ちなみに『備忘録』の傑作エピソードは、急遽した作家の秘密を探るべく全小説を眠らずに読破する第7話ですね。(眠ると記憶を失う忘却探偵なので)性格の悪そうな新垣氏が見れます。
ここからしばらく西尾維新の「物語」シリーズを読みましたが、12冊ほどで止まってしまいました。

はい、戻りましょう。今回のドラマです。
そういったわけで巷では人気だった「リーガルハイ」も観てない自分は、またもやお話の設定と新垣氏という眼福のみで視聴しました。なるほど「ガッキーがかわいいだけのドラマ」とはうまいこと言いましたね。「だけ」の部分の破壊力は正座して観てしまうほど凄かったです。
想像してみてください。これが米倉涼子でも泉ピン子でも物語は成り立つんです。
しかしそれではこのヒットは生まれません。これに関しては多くは語りませんが、「そういうこと」なんです。(いや、だから何?)
主人公は自分が小賢しいと思っています。
で、原作も読んでみたのですが、たしかに主人公が「小賢しく」思えたりする部分があります。あまり悩んでいないような、シャカシャカと論理的に言葉が出てくる女性なんですよね。まるで「宇宙大作戦」のスポックのような...(古っ!)しかも原作の主人公は時々「(´3`)<めんどくさっ!」てな表情をするんです。本当に口が「3」の字。個人的には原作のこの表情が好きで無いです。
が、ドラマで新垣氏が演じると小賢しさが、無い。彼女は原作も読んだようですが、参考にしたのかどうなのか小賢しさが全く出てなくて....逆に良かった。

家に新垣氏が毎日居て、しかも男の方は手を出してこないので、新垣氏がモンモンジリジリしている。
この変態的な展開が「ムズキュン」と呼ばれ、皆に喜ばれたのは楽しい現象ですね。
星野氏に関しては、あまり歌声も好きではなかったのですが、少し前に木琴で細野晴臣と共演しているのを観てから頑張る人なんだなと好感度上がっていたところでした。

社会派ラブコメディとして作られた本ドラマですが、最初から主婦の労働を換算して実際賃金が発生する主婦になるという展開が、多くの女性に共感を呼んだのでしょう。その後も仕事、家庭、恋愛といったものを観点を変えて捉える提案が多く出てきます。
たくさん出てきたテレビ番組のパロディもその一環と考えれば良いでしょう。
「女性は子育てをいつすれば良いのか?」に関しての討議になり、主人公みくりがツメが甘いものの斬新なというかトンデモな意見を出したのにはニヤニヤしました。

そして話題になったエンディング、新垣氏がずっと笑顔でこちらを観ながら踊っているという、まるで選挙ポスターのような撮り方がみんなのハートを鷲掴みにしました。手の動きが強調されるダンスで、頰をなでる振り付けなどは健康的でもあり官能的でもあります。
後半の回で「みんながお互いにスマホで動画を撮っている」というシュチュエーションだとわかるカットが挿入されましたが、しばらくその意味がわかりませんでした。はっきりいって余分ですよねぇ。
挿入歌に関してはエンディングがヒットしましたが、オープニングの歌も上手いと思います。ラジオで全部聞いて実に技巧的な歌声に驚きましたよ。

褒める部分が多いドラマでしたが、残念な部分もいくつかありました。
まず最大の残念は、古田新太と藤井隆が同じシーンに出ていてもっと面白い場面が撮れなかったのかということ。この懐かしの関西低予算深夜番組を思わせる顔合わせならもっとアレな場面を期待してたのに...。
後半ようやく息があってきた感じなところで終わってしまったのが残念です。
次に某人物の壁ドンシーン。原作にもあったのですが、実写にすると変ですね。せっかく女優さんが魅力的な演技したのに...。その分後の回のダブルデートシーンでお互いの心に気づくのは、わかりやすくても良い場面でした。(これはドラマオリジナルの場面)
それと9話の新垣氏が全く美人、またはチャーミングに見えなかったこと。これには驚きました。シリアスな回だとはいえ、なぜにこう心に響かない顔を撮るのか?まさか作画崩壊?とまで疑いました。
そして一番嫌だったのはコマーシャル後の「このあと〜秒後!」と次の予告映像を挟んでくること。
そんなことしなくてもちゃんと見るから、先に出すな!
ですよね。
其の他家族の間では、新垣さんのコーディネイトがあってないことが許せなかったようです。あまりにも服装が気にかかってお話が頭に入ってこないほどだった時もあったようで。

なんにせよ楽しませてくれた良作でしたね。ごちさうさま。
posted by tom at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | Film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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