2008年04月16日

小説/人生転落「最悪」奥田英朗

チンピラはパチンコに勝っていた。
町工場の経営者は大型機械の購入と大口の仕事が待っていた。
銀行の受付嬢はハンサムで優秀な行員から声をかけられた。
しかし、この3人にまさに「最悪」としか言いようの無い不幸が訪れる。
続きを読む
posted by tom at 11:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月31日

小説/ラジオスターの恐怖「怪物がめざめる夜」小林信彦

いつも言ってるように、我が家には車も無ければ、テレビも映らず
新聞も取っていない。
しかるに巷の噂を取り入れるのは、ネットとラジオのみである。
ラジオは6時半からスイッチを入れて、それこそ誰もいない昼間も留守番してもらい、夜の12時半ごろまでお喋りしてもらっている。
そうやって、毎日どつぶりと聞いていて、時々不審に思うのが
お気に入りの番組が終わったり、好きなパーソナリティが降板したり
台本だらけで面白くない東京の番組が入ってくる時だ。
いわゆる沢山の「大人の事情」があってそうなるのだろう。


ラジオ構成作家の矢部は、腐敗した世相を斬るために
後輩の若手と新聞記者、雑誌編集者と組んで
架空の超人コラムニスト「ミスターJ」を作り上げる。
人気が出るにつれ「顔出し」を要求されはじめ
急仕込として、地方の売れないものまね芸人神保を「顔」として登場させる。
ところがその神保が、暴走を始めたのだ。
 
続きを読む
posted by tom at 18:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月28日

児童文学/鼠冒険情話「ガンバとカワウソの冒険」斎藤惇夫

前回はヘビーなケッチャム本を読んだ後だから
子供の本でもと、同じ日に同じ古本屋で買ったこの本を読みました。
ところが、これも結構深刻な描写が多くてびっくりしたよ!
子供の本としても素晴らしいけど、大人が読むともっといろんなところが見えてくるかもね。


都会のネズミ/ガンバは、シジンの想い人を探して15人の仲間と「四の島」へ向かう。
彼女の失踪は、どうやら川に棲む「幻の生き物」と関係しているらしい事を知るが...。


続きを読む
posted by tom at 12:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月21日

小説/少女虐待「隣の家の少女」ジャック・ケッチャム

自分の嗜好は正常なのかどうなのか?
時々不安になる。どうなんだろう?

猟奇趣味もコッテリなブロガーHugoたんさえも、読むのを避けている本のひとつ
Jケッチャム「隣の家の少女」を読みはじめた。
偶然古本屋で見つけたので買った。
なぜ買ってしまったのか?
自分はどうしてこのように暗いものに魅かれるのか。
きもだめしな気分を味わいたのか?
それにしても、これは、あらすじからしても読むべきでは(楽しむべきでは)無い感じがしていた。
読書は僕にとって娯楽であるが、それを楽しむ事自体非常に不謹慎な内容である。


1958年の夏。当時、12歳のわたし(デイヴィッド)は、隣の家に引っ越して来た美しい少女メグと出会い、一瞬にして、心を奪われる。メグと妹のスーザンは両親を交通事故で亡くし、隣のルース・チャンドラーに引き取られて来たのだった。隣家の少女に心躍らせるわたしはある日、ルースが姉妹を折檻している場面に出会いショックを受けるが、ただ傍観しているだけだった。ルースの虐待は日に日にひどくなり....(うまく書けなかったから、Amazonの紹介のママ)
 
続きを読む
posted by tom at 10:54| Comment(3) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月09日

小説/青春「夜のピクニック」恩田陸

甲田貴子は高校最後の「歩行祭」(80kmを昼夜かけて歩くだけの行事)にひとつの賭けをした。
同じクラスに居る一人の男子と会話することだ.....


続きを読む
posted by tom at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

小説/メディカル人情バカ「町長選挙」奥田英朗

買いたいんだけど、家に置けない漫画があるんだよ。
僕は大好きなんだけど、家族には嫌がられるマンガ。
楳図かずおの「おろち」と山上たつひこの「イボグリくん」
イボグリくんは最近名前がかわって選集で発行されたから欲しいんだけど
家に置いて、5歳にみられたらそれこそ変態の大変だわな。

この小説の主人公は神経内科の「伊良部」先生。
名前からどうしてもあの野球選手を思い出さずにはいかない。しかもワガママなボンボン息子でロクな診療しないし、言葉の端々に「ぐふふ」という下卑た笑いが入ると、ああもうこれは字で読む山上マンガだ。
そんなところにやってくる患者のかわいそうな事。必ず治療とは無関係の注射をされる。いててて。

4つの短編中3つは実在の人物をモデルにした物語なのだが、これはこれで作者の挑戦だったのだろう。よくまとまっているとおもう。
それよりも最後の表題作「町長選挙」はいい。
黒澤の「用心棒」とジョン・フォード「静かなる男」、矢野顕子の「スーパーフォークソング」がベースになってるのではないのかと思わせる展開だが
金が飛び交うあからさまな選挙合戦がクライマックスで民話(?)の世界にシフトする感じは非常に気持ちいい。
これは同じ作者の「サウスバウンド」に通ずる面白さがある。

この伊良部先生、今までシリーズが2冊でているのだが
「失速ぎみ」と多くの人が評価しているこの本から初めて読んで楽しんだ僕は
なんとラッキーなことだろう。
posted by tom at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月02日

マンガ/バレエ「MOON」1巻-曽田正人

有名バレエ団に招待されたものの日本公演をサボる日本人ダンサー。
その名も宮本すばる。
罰として「リザーブ組」に落とされる彼女だが、そこに運命のパートナーが踊っていた...

「昴」が戻ってきましたよ。みなさん。
あの怪物マンガですよ。
前回11巻まで続いた物語は最後の方になるとスポーツものからオカルトものに変化してましたからね。(あ、怖いワケじゃないのよ、ぜんぜん)
先日読んだ恩田陸の「チョコレートコスモス」もまさにこれを目指して書かれたような雰囲気でした。
posted by tom at 07:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月08日

恩田陸/演劇スポコン『チョコレートコスモス」

 素性の分からない天才少女と、恵まれた家庭のサラブレッド少女による
舞台での出会いまで。

多くの人が言うように、この物語は「ガラスの仮面」をなぞっている。
しかし、それよりも曽田正人の「昴」を思い浮かべた。
恩田小説は、少女漫画に近いんだから気にするな。
しかし、舞台であげられるものがことごとく難しい上に「負の気が強い」のは何なのだ?くわえて主人公が「カラッポ」なのがよけいに異様な雰囲気を醸し出している。

演技を描写する場面は少々コッパズかしい気分にもなるが、読み終わった時点で喰い足りないなぁと思うほど面白かったので、いい本なんだろう。
posted by tom at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月03日

怪奇探偵小説/夢野久作「ドグラ・マグラ」

その昔、上巻のみで放棄してしまった本が
著作権切れによりネットで公開。
しかし、モニタではよみにくいので再度本を購入。
読みました。
「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす!」
とのうたい文句もついた日本三大奇書の1冊です。
けど、この文句
「本書を読破した者は、必ずキ○○イになる!」
とした方が正解。
僕も確かにキ○○イになりましたよ!!
なぜかって?.....それはまたあとで。
 
 
続きをブゥウウウウ...ン
posted by tom at 01:31| Comment(2) | TrackBack(1) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

マンガ/幸村誠「ヴィンランド・サガ」1〜5

買うべきかどうか、新しい漫画を見つけたときは悩む。
しかもどんどん巻が増していくと、余計に悩む。
「のだめカンタービレ」の時も悩んだ。
個人的には連載途中で読むのをやめるのはめちゃくちゃイヤなんだけど
興味と予算の比重が変わって、買うのをやめた。
そうなんだ。
だから新しいマンガを読むのは悩むんだ。
今回の漫画も、あの「プラネテス」の作者だったから期待したんだけど
買わないうちに、あっというまに5巻まで出ちゃった。
続きを読む
posted by tom at 11:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月17日

本かった。

お昼休みに電車で一駅向こうのジュンク堂まで行って
レムの復刊文庫探したけど、無かったよ。
仕方ないので「長〜く読める本、お得な本」を探した結果
『MacでJava!』(¥2800ナリ)を買っちゃった。
プログラム本なら無駄にはならんハズだよ!おそらく。
せめて画像ビューアくらい作ってみたいんだけど、調べてみたら3年前の本だった....日進月歩なこの世界で内容は大丈夫か?
けど、2800円分はモトとるぜ。
posted by tom at 17:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月20日

奥田英朗「サウスバウンド」

とりあえず、今年読んだ本で一番よかったです。
そういう感想なんです。
...あえていうなら、小学生の子供を持つ親には必読です。
おっと、これ以上かくとイカンイカン。
へっへっへっ。

できるだけ、ネットなんかで予備知識をとらずに、
文庫裏のあらすじも読まないようにして、読み始めてください。
posted by tom at 16:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

藤原 伊織『ひまわりの祝祭』

妻に先立たれ、仕事をやめて隠遁生活している男に
元上司が、一晩で全部使ってくれ、と500万円を持ってきた。
何故?
続きを読む
posted by tom at 12:03| Comment(2) | TrackBack(1) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月20日

everyday 俺 読む book

週末、あちゃんと二人でインフルエンザの予防接種に行ってまいりました。
おひとり2300円ナリ。
続きを読む
posted by tom at 09:42| Comment(2) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月14日

広瀬正「エロス」

という本を読みました。

山田正紀の作品に「女囮捜査官」というシリーズがありまして、松下由樹主演で2時間サスペンスでもドラマ化されてますね。
あれは新書判で出たとき「五姦シリーズ」というサブタイトルがあったのけど文庫になるとき「姦」が「覚」にもどっちゃった。
また、映画でも学研とNHKの合作「サンシャイン2050」が大赤字で
再編集して「ソーラークライシス」に名前を変更してアメリカで公開してもやっぱりダメだったというのもありますね。(ちなみに監督の名前もリチャードCサラフィアンからアラン・スミシーへ....)

話はそれましたが、この「エロス」もタイトルで損をしているのかもしれませんが内容はエロから相当遠くはなれたものです。
少し前の記事で書いた通り、淡谷のり子風国民的歌手が「もし歌の道をえらばなかったら?歴史が変わっていたのでは?」という物語。
ただ、彼女の本名が「赤井みつ子」で、彼女の父親が漢字を使いたかったのに周囲が反対したというエピソードがある程度かな?続きを満子ちゃん
posted by tom at 17:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月13日

2007年11月05日

絵本/アーサー ガイサート作『ミステリー おいしい博物館盗難事件』

図書館で借りました。
結構貧乏臭い性格なので、絵本でさえ
深読みできる物をえらんだりするんですが...
続きを推理する
posted by tom at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月02日

2007年10月25日

2007年10月24日

読めない本

今、読んでいるのに読んでいない本を
読んでいます。続きを読める
posted by tom at 06:30| Comment(0) | TrackBack(1) | 濁書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする